流産しちゃいました

ここ1週間ほど息子の風邪がうつり、散々な毎日を送っていました。
1年半前から寝る前の鼻うがいを始めて熱が出るほどの風邪は引いてなかったのにー
鼻うがい健康法に勝手な自信を持っていたのにー
塩ぬるま湯を鼻から入れて口から出すんだけど、風邪ひく直前は子どもの世話とかでぬるま湯が冷めて塩水状態で鼻うがいしてたかも。
水じゃ鼻の中の汚れとか菌とかちゃんととれないよねー。

その頃は妊娠してたから(お腹の赤ちゃんは死んでたみたいだけど・・・)薬も飲まず漢方の葛根湯を飲んで安静にしていました。
なのに、8週目くらいの検診でエコーみたら赤ちゃんの心拍が確認できないし、10日くらい前から育ってないとお医者さんに言われた。
遺伝子で初期に1/3は死んでしまう運命だって。
そういえば、そのころからつわりがなくて何でも食べるようになってて、一般的にはつわりがドンドン酷くなる時期なのに何でだろう?って思ってた。
先生からもそれも関係あるって言われた。

翌日、再確認したらもう赤ちゃんの形がなくなってきてるって、まだ皮膚がないからどんどん消えちゃうって。
息子の面倒とか私の精神的なこともあるから旦那さんと実母と病院のスケジュールを考慮して翌日すぐ手術することにした。
先生からは急がなくてもいいみたいこと言われてこういうのって少しでも早く!じゃないんだなぁと思った。

お腹は痛くもなんともなかったけど死んでいる赤ちゃん持っとくのも落ち着かないし不安だったから早めに手術できてよかった。

流産しているかもってわかった日はめちゃめちゃ泣いた。
義姉さんは6か月くらいでダメになってたからお姉さんの悲しみほどではないだろうと思ったし、1人息子がいるのが本当に大きな救いだった。
でも悲しいもんは悲しい。
とりあえず、病院から自宅に帰って旦那さんに電話したかったけど、1人にはなりたくなくて同じマンションのママ友のお家を訪ねた。
ママ友の友達が遊びに来てたけど知ってる人だったから泣きながら話を聞いてもらった。
その場で旦那さんに電話した。
ママの2人ともやさしい言葉をかけてくれてだんだん気持ちも落ち着いてきた。

しばらくしたら旦那さんから”早退してくれる”って連絡があってほっとしてまた泣いた。
その日は息子の幼稚園のお迎えも旦那さんにお願いできた。
夕方まで家族3人だらだら過ごし、旦那さんも相当ショックみたいで元気がなかった。
赤ちゃんを楽しみにしていた4歳の息子にもつたえたら「何で赤ちゃん生まれてこないの?楽しみしてたのにー。お母さん大きいおにぎり食べたらお腹が大きくなって赤ちゃんうまれるよー」と言われ、また泣けてきた。
今も時々「お母さんちゃんとおにぎり食べてるのー?」とか聞かれる。

翌日にはっきり告知されるであろう流産のことを思うと空でもいいから元気に振る舞いたい。
当人が落ち込んでたら周りももっと暗くなると思って明るくしようと努めた。
気分転換に外食したいと思ってロイヤルホストに行った。
グラスワイン頼もうとしたら旦那さんに真剣に止められた。
旦那さんの判断は正しいと思うけど、私は翌日の本決定が待てなくて、もう”流産してるんだ”って決めて、気持ちを切り替えたかった。
でも夫婦ってこういう時意見が違ったりして2人の道をつくっていけるから良い。
これが常にどちらかの言う通りとか相手に意見したくても言えなくて我慢するとかだったら世界に1つだけのオリジナル夫婦ってできないから面白くない。

結局手術は無事に終わった。
分娩台にのったら点滴とかして最後は動いたら危ないからと手足を固定される。
『ここで泣いたら涙ふけないなぁ。でもこの状況で大泣きする人いっぱいいるだろうなぁ』と思った。
そして6か月で赤ちゃん死産しちゃった義姉さんのことが頭に浮かんで私なんか泣けない!と思った。

麻酔してたから全然痛くもなくて、手術は朝9:30には終わってたけど12時まで寝ていた。
14時に診察を受けて帰る15時ごろには朝抜いてたからお腹がぺこぺこ。
旦那さんとパスタ食べて帰った。
すごくモリモリ食べる私をみて旦那さんから「その元気があれば大丈夫やなー」って言われた。

お腹から赤ちゃんいなくなってちょっとほっとしている自分もいる。
妊娠初期のころは嬉しかったけどなんか不安定で、規則正しい生活もできない、息子1人と自分の体調・精神面だけでもいっぱいいっぱいになってる、家事にもやる気がでない、こんな状態で2人目の子どもを育てられるのかなぁ。
と思っていた。

1人っ子の息子にきょうだいを作ってあげたい。
周囲(旦那さん・両親・義両親・弟家族など)の希望にそわなきゃいけない。
自分自身が子供がほしいというより周囲が喜ぶ顔を見れたら『これでよかったんだ。何とかなるさ。』と思っていた。

だから、赤ちゃんが死んでるってわかった時、今はそういうタイミングじゃなかったのかなぁともう1人の全然泣かない自分が思ってた。
今度妊娠するまでに、この堕落した自分を改めて赤ちゃんを迎えたい。
甘えた自分から脱出して少しでも自信をつけた母親になりたい。

亡くなった赤ちゃんから与えてもらったきっかけを生かさないと!

今回は悲しいことだったけど、
ママ友は「いつでもうち来ていいよー」って言ってくれて
旦那さんはすぐ早退してくれて、手術の日を相談したら「上司に話していつでも休めるようにしてあるから大丈夫」って言ってくれて
母親も仕事と病院と我が家を行ったり来たりしてくれていっぱい話相手になってくれたし
父親も数日暗かったらしく手術の前日顔見にきてくれたし
弟は突然今までお姉ちゃんに甘えててゴメンみたいな電話くれたり
義妹もめっちゃ心配してくれてて母親を病院まで送ってくれたり
義母も温かいメールくれたり「孫1人いるから大丈夫だよー」って言ってくれたり
流産経験のある友達もメールで親身に相談に乗ってくれて
病院の先生の対応も冷静で温かくて
待合室で泣いてた私に会計のお姉さんは「お気をつけて~」って言ってくれたし
手術の時の看護婦さんもやさしくて明るかったから前向きになれたし
他にもいろんな人がやさしかった。
幼稚園のママ友・お隣の奥さん・マンションの掃除のおばちゃん

幸せだなぁ私って改めて思えた。
でも、こんな風にプラスにとらえられる自分でいれない時もあるかもしれないけど、できるだけ動じない自分でいたい。

ママ友から「赤ちゃんがいろいろ教えてくれたねー」ってメールもらった。

赤ちゃんありがとう。
バイバイまたね。

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手術の日は幼稚園が午前保育だったからお弁当持たせてお預かりにした。

最近好きな料理ブロガー山本ゆりさんのレシピ
1位『鶏のサクサク焼き』を入れてみた。

鶏もも肉を薄くたたく。
しょうゆ・みりん・ごま油・にんにくすりおろしをもみこんで片栗粉をまぶして多めの油で焼く。
漬け込むだしが絶妙!
パンチがあるけど辛くない、幼児も食べれる一品でした。

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